30代女性の主人公が、1つの"箱"をめぐってたどる日常と非日常――仕事、夫、恋愛、不倫、実家、家族、そして未来・・・、どこにでもある情景をくぐりぬけて主人公がたどり着いた場所はどこなのか。それは、"箱"の中に隠されています。 |
物語は、愛知県中北部(西三河地方)に位置する豊田(とよた)の各所を舞台に繰り広げられる。
北は香嵐渓から、平戸橋、梅坪、豊田市街、竹村・・・。そして、車と名鉄の赤い電車。豊田に住んでる人なら必ず分かる場所で起こる数々の出来事。
もしかしたら、あなたの前の車に乗っているのは、みさえかもしれない・・・。
『箱』は、たくさんの出会いから生まれた映画です。
監督は、豊田活動写真会の清水雅人。『公務員探偵ホーリー2』で、第6回インディーズムービーフェスティバル一般部門10位入賞、CATVひまわりネットワークで映像バラエティ番組「小坂本町一丁目テレビ」の製作・出演もつとめる。
撮影は、RUNNIG PRO.の岩松顯(あきら)。学生時代から自主映画製作をはじめ、監督作『IMOMUSHI』が、アメリカのシネクェスト映画祭2006にてヴュアーズ・ボイス・コンテスト招待作品シネクェスト・コレクション選出作品となっている。
照明は、planning office fの古川良則。元某テレビ局の照明マンで、現在は制作会社を経営。
ラインプロデューサーは、team EDWOODの石川登美二(とみじ)。彼も『破壊の街のキツネと少女』が、第6回インディーズムービーフェスティバルTANPEN部門で8位入賞を果たした監督。今回は、キャスト・スタッフの日程調整・撮影現場の取り仕切り等を務める。
助監督・衣装・小道具には、映画製作初参加ながら有能ぶりを発揮している伴野悠吏、音声は小坂本町一丁目町内会から参加の竹内宏司、ロケ地交渉・進行は豊田活動写真会の堀芳樹、メイキング製作に末之原ムービークラブの加藤康裕、そして、国武清隆はじめ小坂本町一丁目町内会メンバーたち。すべて、豊田・刈谷等三河に住んでいる面々だ。
主演は、豊田活動写真会の近藤美由紀。実年齢に、実環境に近い杉本みさえ役を演じる。
相手役谷沢に金森正樹。名古屋ビジュアルアーツ卒業。
美奈子役には、同じくビジュアルアーツ卒業で、現在名古屋を中心に女優業をしている宮嶋麻衣。
みさえの妹チカエ役に、タレント活動歴もある松林佳奈。また、豊田演劇界からは、柴田槇子と山田幸治が参加、とキャストもとにかく豪華。
すべての人が主役と言ってもいいくらいの熱演をしている。