シリアンレポート編集長(編集長:姫)M.I.F. 近藤美由紀 青年海外協力隊 視聴覚教育 シリア派遣 |
アッサラーム・アレイコム!(あなたがたに平安あれ)
セレブ目指してアラブへ渡り、早1年10ヶ月。
青年海外協力隊の視聴覚教育隊員として、シリア最貧困地区「ジャバル・アル・ホス」の村落開発プロジェクトで活動しています。
ここで私と保健師隊員(昨年6月派遣終了)、青少年活動隊員が日々奮闘しています。私の役割は広報活動や記録、他の隊員活動に役立てる教材・カタログ製作などです。
シリアンレポート編集長(編集長:姫)M.I.F. 近藤美由紀 青年海外協力隊 視聴覚教育 シリア派遣 |
アッサラーム・アレイコム!(あなたがたに平安あれ)
セレブ目指してアラブへ渡り、早1年10ヶ月。
青年海外協力隊の視聴覚教育隊員として、シリア最貧困地区「ジャバル・アル・ホス」の村落開発プロジェクトで活動しています。
パレスチナはシリアの隣。シリアはイスラエルを国として認めていません。
シリアにはUNRWA(国連難民救済機構)によるパレスチナ難民キャンプがあり、立派な"まち"として機能しています。
写真:町中のポスター
アラブ人はまず確約をしません。
イスラム教徒に「絶対」はなく、「インシャ・アッラー(=神がお望みなら)」と答えます。「5分」と言うのは「30分」の意味。
行くと言って行かない。やると言ったのにやってない。神様が望まなかったから!
頼まれた仕事を忘れてしまうのは、僕じゃなくて僕に宿る「記憶力さん」が悪いから。こんな記憶力に誰がした〜!!
保健師隊員が女性がまだシリアにいた頃のエピソードにこんなことがありました。
彼女は数回にわたる妊婦講習を企画し、あるとき村の助産師に講話を依頼しました。
ところが「これからの時期(当時)はたくさん子どもが生まれるから、忙しくてできない。」と断られたそうです。
はじめは意味が分かりませんでしたが、この地域では羊がたくさん生まれたあとに、村人達の“お産ラッシュ” が訪れるのです。
村の男性が隣国への出稼ぎから帰り、女性が農作物の収穫作業から解放されて夫婦がドッキングする時期(離れ離れの状況や忙しい仕事から夫婦が解放される時期)が限られているから・・・。
私は忙しい時期の助産師の講話をビデオ撮影し、教材にしました。これで、時期に影響されずに助産師の講話を伝えることができるようになりました。
受講者は文字の読み書きができない。イメージと耳から入る言葉で理解する。記憶だけが頼り!
メモを取ったり資料を見て思い出すということもできないから、忘れたらおしまい!
識字能力がなければどんな問題も根本から解決できないのに、私はイラスト教材ばかり作っていていいの?
目指すは、読み書きのできない人も知識を得られる資料作り
2009年2月14日〜15日
アレッポのオールド・シティ(世界遺産・アレッポ城の横)でチャリティーバザー
"ジャバル・アル・ホスの女性からガザの女性へ"を開催
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パレスチナ刺繍を用いた手工芸品
同僚のシリア人男性と一緒に作ったバザーのポスター
Rural Community Development Project in Jabal Al-Hoss
http://www.undp.org.sy